薔薇の種類

薔薇の種類

ブルガリアの「バラの谷」は、5月から6月かけて香り豊かなダマスクローズで埋め尽くされます。世界最大規模の生産量を誇る「バラの谷」のダマスクローズは、高級香水の原料となっています。この「バラの谷」のダマスクローズの苗を2010年に直輸入しました。「バラの谷」と神石高原とは栽培環境が似ており、強健にスクスク育てっています。多くの花びらを使い天然の香りを抽出させて香り豊かな商品を手作りしています。

日本に自生する原種は、ジャパニーズローズとも言われ、鳥取県西伯郡大山町がハマナス自生南限地帯とされています。毎年初夏になると濃ピンク色の可憐な花が咲きみだれ、素晴らしい香りとともに私たちの心を癒してくれます。現在は、白と濃ピンク、一重と八重、四種類のハマナスを保有しており、一重はローズヒップ用として、八重は加工用として栽培しています。

C.ハマナスのローズヒップ

ハマナスの開花後には、親指ほどの大きさで朱赤色の果実ができます。この果実は「ローズヒップ」と呼ばれ、弱い甘みと酸味がありビタミンC・ビタミンE・食物繊維が豊富に含まれています。現在、お茶やジャムなどに活用しています。

一見バラのように見えない、コロコロした形状の薔薇です。花首が弱くて下を向いてしまうので観賞用には不適。花びらがとても薄く、苦み・えぐ味がないので、ベジローズ(野菜バラ)に最適です。花びらの数は、通常のバラの2~3倍あり、秋にもよく咲くので、四季を通じて食べることができます。ポロフェノールが豊富なことも特徴です。

栽培したバラは、300品種以上もあります。この中で、食用バラに提供するのは30品種程度です。とくに、四季を通じてよく咲き、冬季にも耐えられる強健なバラを食用として適用しています。